■歯周病の原因と発症
口の中には常に様々な細菌が多数存在していてそれなり
にうまくバランスを保ちながら共存しています。しかし、
何らかの要因でいい細菌の影響力が弱り、悪い細菌が台頭
してくると、口腔内の病気が起こりやすい状態に陥って
しまいます。歯磨きによる歯の洗浄が不足すると、表面に
プラーク(歯垢)が付着し、さらにそれが慢性化すると歯石
という石灰化した状態に移行していきます。
そうなると、歯石の表面のザラザラ状態にさらにプラーク
が付着しやすくなる悪循環となります。歯石は歯ブラシ
では落とすことができませんので、歯科医院で除去して
もらわなければなりません。毎食、毎日の歯磨きで歯垢
をキレイに落とすこと習慣が大切です。
歯周病の原因は、歯垢や歯石によるものが大半ですが、
それ以外にも様々な要因があります。甘いものや柔らかい
ものが多かったり、栄養バランスの乱れた食生活が続いたり
すると、歯垢はそれだけつきやすくなり体の抵抗力も下がる
ことで細菌に負けてしまいます。喫煙やストレスなどの
生活習慣も大きいですが、意外なところでは口呼吸による
口腔内の乾燥もひとつの要因として指摘されています。
また糖尿病や内臓系の疾患がある場合、特に歯周病の進行
が進みやすいケースもあるそうです。なお、女性の場合は
思春期や更年期、および妊娠中など女性ホルモンの分泌が
変化する時期に、歯茎に炎症を起こしやすい条件が増加
するので要注意です。これらの要因も総合的に考えて、
自分に合った歯のケアを毎日続けていくことが大切です。
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